無線LANセキュリティガイドライン
総務省ホームページ:無線LAN(Wi-Fi)のセキュリティに関するガイドライン
無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ確保)について、総務省サイバーセキュリティ統括官室は利用者向け及び提供者向けガイドラインを掲載されています。
無線LANの利用に当たっては、必要なセキュリティ対策を講じなければ、通信内容が盗み見られるなどの被害が発生する場合があります。 参考にして、セキュリティ対策等に関する理解を深め、安全に無線LANを利用しましょう。
- 自宅Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル
- 公衆Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル
- 公衆Wi-Fi提供者向け セキュリティ対策の手引き
- 無線LAN(Wi-Fi)のセキュリティ対策に係るオンライン講座
電波について
有線LANと比べて無線LANを利用することにより、使用する場所の自由度が高くなるとともに「速度が遅い」「通信が不安定」「急に使えなくなった」等の問題を感じる可能性があります。 APの設置やご利用の際には、これら電波の特徴や干渉等を理解しご利用ください。電波の特性は下記のとおりです。
- APから距離が遠くなるほど弱くなります。
- 障害物がなければ直進しますが、実際には建物・金属・水などの影響を受けます。
- 電波はお互いに干渉します。
電波干渉
通信に問題がある場合の多くが端末固有の問題と電波干渉です。電波干渉とは、Wi-Fiの電波と電子レンジなどの家電製品やモバイルルーター等が発する電波がお互いに干渉し通信状態が不安定になる状態です。 電波干渉により正常に通信できなくなり、「遅い」「通信が途切れる」「無線が切断される」などを感じることがあります。例えば、以下のものが影響をあたえます。
- スマート家電
- 電子レンジ
- IHクッキングヒーター
- Bluetooth機器
- ワイヤレス製品
- モバイルルーター/ポケットWi-fi
電波干渉を完全に防ぐことはできません。影響を最小限にするためAPを設置される場所の管理組織内で、下記の点についてご検討ください。
- 干渉源から離れる
- 家電、無線LAN機器から離れてください。
- 各利用者や端末同士も可能な範囲で密になりすぎないようにご注意ください。
- 干渉する機器のチャンネルを変更する
APと同部屋(研究室, 事務室, 会議室など)に各組織にて無線LANルーターを設置している場合にはチャンネル変更をすることで安定する場合があります。 - 利用する帯域を変更する
ご利用端末で接続時に不調を感じた場合には、別の帯域を選択してお試しください。2.4GHz帯は5GHz帯に比べて干渉するケースが多いです。
電波強度やch調整
キャンパス無線LANの電波強弱やチャンネルは、Merakiの自動設定を採用しています。個別調整等はお受けできませんのでご了承ください。 尚、各組織の研究室や事務室などで無線LANを独自に使用される場合には干渉し通信に影響する場合があります。 各組織内で無線ルーターの設置場所やチャンネルの変更などをご検討ください。
無線LANサイトサーベイ(電波調査)について
無線LANが不安定な場合などには、各利用者またはその場所を管理する組織にてご利用場所・時間帯等の状況をご確認願います。 影響を与える代表的な要因は下記の通りです。
- アクセスエリア外
- ポケットwi-fi、モバイルルーター
- 電子レンジ
- (各組織の)無線ルーター:チャンネルが重なっている
- Bluetooth機器、ワイヤレスキーボードなどを使っている
- 研究・実験機器、医療用装置など
- レーダー、アマチュア無線
参考までとなりますが、部屋の管理組織からお問い合わせいただければある時間の利用率及び干渉したSSID名をご連絡することも可能です。 ただし、NOCが調査した瞬間のリアルタイム情報であり日時指定や干渉する電波への対処(管理組織, 担当者, 連絡先, 該当機器などの特定及び調整など)はできませんのでご利用組織で調査およびご対応ください。
無線LANサイトサーベイ(電波調査)を外部に依頼する場合、希望する各組織にて全て行っていただく必要があります。
※ 希望組織が行うことの例:業者探し、作業内容策定、関係者(部屋の管理者、利用者、NOC)との調整、費用負担