フルリゾルバの提供

ネットワーク担当では、学内を対象として、DNSサーバ(フルリゾルバ)を提供しています。

フルリゾルバとは、DNSクライアントからの要求に対し、名前解決を行い、応答をするサーバで、DNSクライアント(DNSサーバ以外のほとんどのホスト)がインターネットでの名前解決をするために指定するDNSサーバにあたります。

ネットワークシステム担当では、2台のフルリゾルバを提供しています。それぞれ、地理的に分散し、両フルリゾルバが同時に停止しないように配慮しています。

設置場所IPアドレスホスト名
大岡山キャンパス131.112.125.58, 2001:200:136:2::53ns-o.noc.titech.ac.jp
すずかけ台キャンパス131.112.181.2, 2001:200:136:4001::53ns-s.noc.titech.ac.jp

負荷分散のため、大岡山キャンパス、田町キャンパスの利用者は131.112.125.58を優先、すずかけ台のキャンパスの利用者は131.112.181.2を優先するように設定してください。

上記のフルリゾルバは、東京科学大学内だけで通用するドメインや、レコードなどの情報も提供しています。学内だけで通用する情報とは、例えば学内プライベートアドレスで運用されているサーバの名前や、学内プライベートアドレスの逆引きがあります。そのため、上記のフルリゾルバを指定しないと名前解決が行えず、アクセスできないサーバもありますのでご注意ください。

よくある質問

このページでは、どうしてDNSサーバを「フルリゾルバ」と呼ぶのでしょうか? DNSサーバでよいのではありませんか?

DNSサーバには、大きく分けて二つに分類できます。
一つは管理している特定のドメイン(例えば、titech.ac.jp)の情報を提供する「コンテンツサーバ」であり、もう一つが本ページで述べている「フルリゾルバ」です。フルリゾルバは、「キャッシュサーバ」とも呼ばれます。
同じDNSサーバでも、このように二つの種類があるのですが、従来から、一台のDNSサーバでコンテンツサーバとフルリゾルバ二つの役割を兼任するDNSサーバ運用形態が多かったことと、そもそもどちらも「DNSサーバ」という同じ名称で呼ばれていることから、この二つが混同され、適切な設定がされていない場合が散見されます。
そのため、本ページでは明示的に「フルリゾルバ」と記述しています。