基本フロー
- 01. 利用組織内の調整
- APの設置場所や台数の検討および予算確保などを行い、利用組織内でまず仕様策定を行ってください。 ご不明な点等ありましたら、可能な範囲で具体的に何を懸念されているかお問い合わせいただければアドバイスできる場合もあります。
- 01-1.AP設置計画
- – どこ(場所/部屋名)で、何人または台がどのように(資料閲覧, 動画配信, 予想される同時接続数など)利用するか 前提を想定することが重要です。
– 想定を踏まえて建物名, 部屋名(部屋番号), AP台数を計画してください。
– 参考までに、講義室のAPは1台あたり同時端末接続数50程度を想定し設置されています。
Cisco labでは100台の同時接続でも問題ないようですが、あくまでも整えられた特殊な環境に近いと考えられます。
- 01-2.予算
- 費用は全額利用組織負担となります。費用は、毎年1-2月頃に振替を依頼します。 詳細につきましては、下記をご確認ください。
– 予算種別
基本、法人運営費のみです。その他をご希望の場合には、執行可否を予算責任者及び経理課等にご利用組織で確認したのちに、その旨記載しNOCにご連絡ください。
– 予算振替時期
毎年、1-2月頃に振替依頼を事務より行います。 施設整備課の工事依頼締切以降(例年1月)のAP増設依頼は、予算執行の都合上翌年度請求とさせていただきますので予めご了承ください。
利用組織の確認不足や忘れていたことにより、振替不可または各所の調整に工数がかかる事例がありました。 ご協力いただけない場合には、専門委員会への事例報告及び一定期間受付停止など検討させていただく場合がありますのでご注意ください。
– AP及びライセンス費用
AP1台あたりライセンス料込で、約15万程度となります。(2024/04時点)
– 工事費
AP設置および各AP設置場所からスイッチまで無線LAN専用ケーブルが必要となります。 予算確保のため概算を知りたい場合には、NOCでは回答できませんので施設整備課に相談して見積をとってください。
既設ケーブル利用を希望される場合には、以下の点についてご利用組織にてご確認ください。
- Cat6以上である
- NOC建物スイッチから設置するAP間に、ネットワーク機器を介していない
- LANケーブルの両端(スイッチ側、部屋側)を利用組織で特定している
- 01-4.利用開始日の目安
- 工事終了後に、利用組織から資料をNOCに送付します。NOCにて、確認後に不備がなければ接続作業を行い、利用開始となります。
利用開始希望日がある場合には、お早めに手続きを進めてください。遅くとも、利用開始希望日の1週間以上前に工事終了となるようご計画願います。 (不確定要素、NOC以外の進捗等に影響されるため接続日や利用開始日などの指定はできません)
利用開始日に間に合わない、余裕がない場合などは利用組織の問題(計画や対応の遅れ) が主な原因です。 利用組織内の計画や対応は早めに行い、関係する組織(施設やNOCなどインフラ部門)への配慮をお願い致します。
- 01-5.その他
- 【担当事務グループについて】
連絡担当事務グループ(課、特段の事情がある場合のみグループまで)は必須となります。
組織内への情報展開および調整が期待する主な役割です。実作業は、組織内でご調整ください。(連絡担当事務/者に実施を指定する意図はございません)
全学キャンパス無線LAN更新時に連絡先の確認や、多数の問題(導入時の担当者異動及び退職、情報が引き継がれていない、グループ廃止/閉鎖等)が生じ想定以上の工数が発生したためです。
【機器などの購入について】
機器購入は、ネットワークシステム担当で行います。(5台以上の場合にはお早めにご相談ください) 尚、建物やタイミングによってご利用組織にて下記をご用意いただく場合もございますので予めご了承ください。
- 02. 利用組織とNOCの調整
- 組織内の調整が済みましたら下記を記載しNOCへご連絡ください。
– 仕様:キャンパス, 建物名, フロア, 部屋名(部屋番号), 各AP台数
※ 共通エリアや廊下などの場合には 1F,廊下 などと記載してください。
※ 例) 大岡山キャンパス,情報基盤センター,1F,廊下,1
– 予算:法人運営費(執行可能なもの、別種の場合には要事前相談)
予算名, 予算番号をお知らせください。
– 部屋管理組織と担当事務G:
メールアドレス:
– 学内便宛先:APやラベル送付
NOCにて上記確認後、ご連絡します。不備や追加注意事項などがある場合にはご対応をお願い致します。
- 建物に無線用パッチパネルがない場合には、各組織負担で新設
- その他、必要機器の追加や距離の問題が生じた場合には別途相談(原則各組織負担)
- AP名通知
- 準備終了後、学内便にてAP送付
- 03. 利用組織から施設整備課へ工事依頼
- 施設整備課の工事依頼手順に従い、お手続きをお願い致します。尚、無線LAN用ケーブルの仕様は下記の通りです。
- Cat6以上、白色
- 無線用パッチパネル収容(収容されていない場合、やり直し)
- 既設無線用パッチパネル収容不可や未設置の場合、各組織負担で新設し収容する
- パッチケーブルは、Cat6のピンク細径(4mm)の1mとする
- ケーブル端(部屋側、パッチパネル、パッチケーブル両端)には設置するAP名のタグを必ずつける
指示に従い、APを施設整備課または工事業者にお渡しください。
- 04. 工事
- 工事日が確定した際、必須ではありませんがNOCに連絡しておくと接続作業日を計画しやすく、比較的利用開始日が早くなることがあります。工事によるネットワークへの影響は基本ありません。
尚、スイッチへの接続はネットワーク障害が生じる可能性がありますので絶対に行わないでください。
- 05. 工事終了後の確認
- 工事終了後、部屋側及びラックにてタグがついていることを利用組織(担当者)が必ず確認してください。 繰返しとなりますが、スイッチへの接続はネットワーク障害が生じる可能性がありますので絶対に行わないでください。
- 06. NOCに資料送付
- 確認後、下記資料をNOCにご連絡ください。ご利用組織からのご連絡がない場合には、接続作業が行えませんのでご注意ください。
- AP配線図:施設からもらってください。各組織でも保管してください。
- 各APの設置場所:部屋内位置、高さ、周囲の状況などがわかる写真(1MB以下、鮮明であること)
- 鮮明であること
- Boxを利用し、URLをご連絡ください。
- ラック内で、該当ケーブルのタグ判別可能な写真 (1MB以下、鮮明であること)
- 07. 【NOC】資料確認と接続作業
- 上記資料受領後に、資料確認を行います。不足や不備がある場合には利用組織へ連絡します。
問題ない場合、担当内で調整のうえスイッチへの接続作業を行います。
接続後、システム上で問題ないことを確認した後に、利用組織に連絡します。
※ 接続日の指定はできません。連絡までお待ちください。
- 08. 利用開始
- 接続作業終了後、NOCから連絡があります。 尚、ご利用組織でも設置場所で接続確認いただくと利用者からの問い合わせ時にも安心できると思いますのでおすすめします